【3分で分かる】ふるさと納税とは
1.ふるさと納税とは
(1)概要
納税という名称だが、市町村に「寄付」すると、お礼として「返礼品」が貰える制度。
寄付をした額に応じて所得税・住民税の「控除」が受けられる。
地方経済の活性化を目指した制度で、納税者としても収めた税金の使われ方を選べる。
(2)控除
①控除について
何となく、ふるさと納税するとお得なイメージがあると思う。
そもそも日本には、「寄付」をすると寄付金控除として税控除を受けられる仕組みがある。(寄付金から2,000円を引いた差額。所得によって上限あり。)
普通の寄付だと、寄付金控除を受けても(金銭的には)2,000円分のマイナス。
ふるさと納税も金銭的には控除を受けて2,000円のマイナスだが、寄付をすると自治体ごとに「返礼品」が貰える。
=実質的に、2,000円払えば返礼品が貰える制度
②控除の受け方
普通の寄付金控除は、確定申告をしないと控除を受けられない。
ふるさと納税の確定申告は、確定申告をするか、条件によっては「ワンストップ特例」というのがあり確定申告不要。
=税控除の手続きが楽
(3)返礼品
自治体によって色々。
※寄付金を集めるために、一部の自治体がAmazonギフト券を配ったりと、本来の趣旨から外れることをしていた。そのため2019年6月から返礼品は以下の基準になっている。
①寄付金額の3割以下にすること
②地場産品にすること
(4)制度のメリット・デメリット
日本全体の納税額は変わらないので、人気のある地方と人気のない地方が出たり、都会の税収が減ったりと、税収面を考えると制度自体の賛否両論あり。
ただし納税者目線で考えると、所得税・住民税控除があり、返礼品が貰えるのでやる価値あり。
2.ふるさと納税をするには
各自治体のHPからでもいいが、ふるさと納税の手続きを代行するサイトが色々ある。
■さとふる
■楽天市場
■ふるさとチョイス
自治体ごとの返礼品は?
控除いくらまで受けられる?
↑そのへんの疑問もちゃんと纏められている。使いやすそうなサイト経由で寄付するといいと思う。
その他、制度自体をちゃんと知りたい場合は、総務省のHP参照。
以上